ずんのブログ

新潟県関連、趣味やお店情報、そして雑感

【ガジェット】AirPods Pro

ガジェット系のブログやyoutubeの番組を見てますと、ほぼ9割方の人が

「2019年購入してよかったものランキング」

的なもの取り上げているAirPods Pro。

一時期は入手困難でしたが、現在、公式ホームページからの注文でも1月待たずに手に入ります。

で、ついにクリスマスプレゼントto自分として買ってしまいました。。(ミーハー?)

 

結論から言いますと、買って大正解でした。

●良い点

ノイズキャンセリング機能がとても優秀。カナル式と相まって、つけているだけで耳栓がわりになるクラス。機能のonoffもイヤホンの足の部分をつまむだけなので楽チン。

iphoneとのペアリングが良い。耳に装着してからiphoneで認識されるまでのタイムラグが極めて短く、ストレスフリー。音声の遅れ、乱れもほとんどない。

・(多分)ノイズキャンセリング機能があるから、そんなに音量を上げなくても綺麗に聞き取れる。

 

あえて悪い点を上げると、

・前回のairpodsより巨大化した。

・イヤホンにしては高い

というところでしょうか。

 

自分は特に周りの刺激により集中力が乱されやすいタイプですので、集中力を維持するためのアイテムとしても大活躍してもらっています。

ノイズキャンセリング機能だけで言うと、ソニーノイズキャンセリングヘッドホンには及びませんが、分離型のイヤホンでこれだけのレベルで遮音ができれば個人的には言うことなしです。

【書評】三国志/横山光輝 第1巻

横山光輝三国志(文庫版)を初めて手に取ったのは、中学校の頃だったかと思います。日本の歴史も別に嫌いではなかったのですが、三国志の面白さを知ってしまったが故にでしょうか、そちらに心を持って行かれてしまった結果、日本史の成績はイマイチと言う結果に・・笑 でも、その時楽しいと思えるものにハマるのも大事ですよね(ポジティブ) 

数年に1回、無性に読みたくなることがあり、今回も同じく。

もう内容はほとんど覚えてしまってるんですけど、なぜか読んでしまう。

そんな魔力があります。

 

西暦200年頃、約400年続いた漢(劉邦が建国した国)が、国の乱れにより黄巾族のが反乱を起こし、国が乱れるところから話はスタート。三国志と言うと劉備曹操孫権が争っている時代をイメージしてしまいますが、そういった武将は、まず黄巾族をの暴動を抑えるための官軍として名を上げることがベースとなっています。

こう書くと、黄巾族=悪者っていう風に思いがちですが、祖である張角はもともと飢饉が起きた際に、自分で作った薬によりたくさんの人を救った人間。彼が黄色い布で髪を束ねており、彼を慕って集まってきた人々が真似して黄色い布を身につけるように。そこまではよかったのですが、集まった人々に権力を与え始めた時点から事態は思わぬ方向へ・・

第1巻には劉備の元に義兄弟となる関羽張飛が集まってきて、義勇軍として活躍するところまでが描かれています。義兄弟となったエピソード、桃園の誓いは有名ですね。

 

三国志を読んでいると、今の時代も昔と変わらず、くそったれな人間はたくさんいること、不遇の時代でも目的を見失わずに走り続けることの大切さなど、当たり前のことに気づかされます。

古典を読め、なんてよく言われますが、人間の本質って本当に昔から何も変わってない(良くも悪くも)。だから、今より知識の少ない昔の人が書いた本であっても、現代の我々が学ぶべき部分が多分にあるんでしょうね。

 

三国志、まだ読んだことありませんって人は、言葉悪いですが人生損してますレベルだと思います笑 是非、お手に取ってみてください。

【書評】グズグズ脳をきっぱり治す!/黒川伊保子

キレる女懲りない男―男と女の脳科学 (ちくま新書)など、脳科学の観点から男(夫)、女(妻)がより幸せに生きるには?という内容の本を多数執筆なされている黒川さんの1冊。

 

本作品はちょっと毛色が変わっていて、「より幸せを感じながら生活するために気をつけるべき生活習慣についてまとめたものになっています。相変わらず(良い意味)でちょっとウイットに富んだ文章ながらも、科学的なベースも踏まえての提言なので、すっと理解できます。

 

以下、自分用メモです。

・22時〜翌2時はホルモン分泌の観点から、ゴールデンタイム。しかし、現代社会では毎日22時に布団に入ってぐっすり、というのは厳しい・・。この4時間の間でも、特に24〜翌2時の2時間はプラチナタイムなので、せめて、この2時間は睡眠状態を確保することを心がけること。

・寝る1時間前には電子機器を見ないようにすることに加え、できれば照明も可能な限り暗くする。網膜が光を感知すると、活動に向かうホルモンが分泌されてしまう。カーテンも可能な限り遮光とし、可能な限りの真っ暗闇で寝るべし。電気のなかった時代を思い出すべし。

・運動が体にいい、というのは間違いない。これは、好奇心を司るドーパミン、集中力を司るノルアドレナリンの分泌が盛んになるから。ちなみに、朝日を浴びよ、というのは朝網膜に光を感知すると、やる気が出るために必須なセロトニンという物質が分泌されるから。

・(気持ちはわかるけど・・)夜のスイーツはホルモン分泌の観点から言うと最悪。摂取すると血糖値が上がり、脳が活性化する。そうすると寝つきが悪くなる。さらに、その後は低血糖状態となるので、朝のエネルギーにも影響する。

・失敗は賢い脳を作るために必須のもの。NGを出されたら、進化できる伸び代を教えてもらえた!と捉えるべし。訂正やダメ出しを怖いと思う人ってたくさん(自分も)いると思いますが、別に人格を否定されているわけではないですからね。

 

なんとなく元気がない、幸福感がないまま日々を送っている方。

是非、ご一読ください。

 

 

【書評】考える力がつく本/池上彰

毎度おなじみ?の池上さんが、考える力をつけるための情報のインプットの方法、新聞、雑誌、メディア、本当の付き合い方を綴ったもの。巻末には、企業のトップにインタビューをした内容と各人からの3冊のおすすめ本が収録されています。

 

以下、参考になった内容の抜粋です。

・「知識がに身についたかな」と思えば、ぜひそれを誰かに伝えてみてください。実際に伝えてみようとすると、きっと思いの外うまくいかないはずです。そこで、「なぜだろう」と考える。

→DaiGoさんの勉強法の本にも書かれていましたが、他人(特に小さい子供)に説明することは、自分がきちんと理解できているかを調べる有効な手段の一つですね。ただ、文書の字面を追っていると、なんとなくわかったような気になってしまいますが、なんとなく、と、実際に分かっているかには大きな溝があることを痛感する日々でございます。(上の人や後輩に説明しようとすると、理解が得られなかったり、突っ込まれたり・・)トレーニングの意味も込めて、本当に理解する必要があるものについては、自分で他人への説明をシミュレーションしてみると良いかもですね。

 

・私はわからない言葉が出てくると、まずその言葉の意味や由来を調べるところから始めます。

→わからない単語は調べる。小学校、中学校時代から口すっぱく言われていることですが、実際大人になってからこれができている人はどんな程度いるのでしょうか。自分も本なり新聞なりを読んでいても、「なんとなく、こんな感じの意味だろうな〜」と勝手に解釈してしまうこと多々。単に調べるのが面倒なだけなのですが・・知識豊富な池上さんですら、このような基礎的なことを徹底しているのですから、私クラスなんぞ言わずもがなですね。

 

・全体像を把握する場合には、過去→現在→未来の時間軸の中で、世界→国家→個人への動きへと振り返っていくと整理しやすいでしょう。

→全体から細部へ、結論から瑣末情報へ。よく言われることですけど、なかなか細部に囚われて木ばっかり見てしまったりって、多いですよね。本では、目次を見たりすることが有効ですね。物事の理解の時にも、時間軸と物理的な大きさの2軸を意識してインプットに励みたいと思います。

 

書いてあること自体、それほど目新しい情報はないかもしれないですが、基本を振り返りたい方や知的生産・世の中の理解に向け、何をどうしたらいいか指針を得たい人にはおすすめの1冊です。

【観光】東京・日暮里〜池袋近辺散策

ラソンランナーあるあるかもしれませんが、長距離を走るようになってから、「歩き疲れた、休憩せねば」という感覚が希薄になっております笑

以前、埼玉の秩父三十四箇所巡りをした時には、さすがに夜方には足(ふくらはぎ)に疲労感を覚えたものの、普通の観光地であれば朝から晩まで歩き回っても特に問題なしでございます。

読書が趣味の一つである私、東京天狼院書店という書店が気になっており、先日、いってみました。その際、せっかくの機会だから観光や!ということで、日暮里をスタートして、気になるところを網羅的に?散策してまいりました。

 

スタート:日暮里〜根津神社六義園東洋文庫(残念ながら休館)〜鬼子母神社〜蒙古タンメン中本にて昼食〜天狼院書店〜立教大学明治神宮〜誠品生活〜仙台戻り。

 

立教大学(池袋)から明治神宮明治神宮(原宿)〜東京駅はさすがに公共交通機関を使用しましたが、他は己の足のみ!ケータイを見たら、歩数40000歩でございました。

 

にしても、音楽やポッドキャストを聴きながらブラブラ歩く。

特別なことじゃないにしても、気分がいいですね。

あいにく、この日は最高気温が4度と肌寒かったですが・・。

 

あまり有名ではないかもしれませんが、日本橋の誠品生活というお店(本屋)は面白かったです。台湾からの出店だそうですが、本のみならず、お茶屋コーヒー、本にまつわる関連グッズも売られていたり、さらに本もテーマごとに区切られ、おすすめ商品が平積みされていたり。なかなか日本では見られない形式でした。

カモメブックスさんにもいってみたかったのですが、休業日とのことでまた今度トライしてたいと思います。

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六義園

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根津神社

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立教大学

 

【書評】大人のための国語ゼミ/野矢茂樹

高校の現代文のテストと大学入試以来、国語の問題って解いた記憶ってないっすね・・。

・”これ”が指すものは何か

・著者の主張を以下の中から選べ

・かっこ内に適切な接続詞を入れよ・・・etc

 

社会人になると、そんな問題を解いたりすることもないわけですが、技術系・事務系問わず、「わかりやすい文章、わかってもらえる文章」を書くスキルというのは、多くの人にとって必須のスキルになります。そんな訓練に使えるのが本書。

といっても、一回通読すれば劇的に能力が上がりますよ!というものではなく、池上彰さんの出されている通り、継続的な頭を悩ませ、相手のことを徹底的に考える訓練が必須なわけですが・・笑。そのとっかかりにもってこいです。

 

例:あなたは外人の女性と知り合いました、お祭りについて教えてと言われました。どうやって説明しますか?

自分は思わず考え込んでしまいました・・・笑

神社の参道で、定期的に開催されることはわかる。でも、なんのためにするのか、お神輿ってなんで担ぐのか。ちょっと広げると、狛犬ってなんだ、とか、日本人ってお寺も神社もお参りするけどなんでだ、とか・・。疑問は数珠つなぎに広がっていくんですね。

 

本書で面白いなと思ったのは、「文章を読むときの質問の出し方」まで指南してくれているところ。わからないことを聞くのは、読者・聴衆の権利であるし、書く側・話す側はそれに答える義務がある。だから、遠慮しないで聞くべき。

また、文書や話を木に例えると、幹と枝葉があり、幹に関連する質問がより良い質問と言えることなど、日常生活に応用できそうな示唆も得られます。

言われると、理解の仕方とか質問の仕方って教わらないですよね。

 

論理力を身に付けたい人、批判的に文章を読めるようになりたい人、おすすめです!

 

【書評】逆転のメソッド・勝ち続ける理由/原晋

今や年始の恒例行事となっている箱根駅伝

ラソン・駅伝ファンならずともご覧になられた方も多いのではないでしょうか。自分は今、趣味でマラソンをしているので、「スゲーなぁ」なんて思いながら見ているのですが、母校の順位であったり、純粋に箱根に向けて年単位で準備をしてきた選手、そしてそれを取り巻く人々など、毎年ドラマがあり楽しませてもらっています。

 

駅伝の中で、最近目を引くのはやはり青山学院大学の強さかと。

昨年は東洋大学に阻まれたものの、2015年からは優勝と続けている化け物チームです。これだけの長い期間、チームの力を維持できる秘密は何か、そして原監督とはどんな人物でどんな考えを持っているのか。

それを知りたく、下記の2冊を読んでみました。

どちらも平易な文章で書かれており、サクッと読めます。

逆転のメソッドの方は、原監督の幼少時代からの今までのことが書かれており、自伝的な内容になっています。もう一冊の勝ち続ける理由は、組織のあり方であったり原監督の考え方が中心となっています。

 

広島県生まれの原監督、今では駅伝の強豪となった世羅高校の出身だそう。ご本人全国クラスの長距離の選手だったようで、その中国電力に陸上部が創立されるという関係から、無事?入社。しかしながら、怪我により5年間の競技生活にピリオドを打ち、会社員(営業マン)として生活を送ります。

営業マンとしての成績も素晴らしかったようで、伝説と化しているとか。そんな中、ちょうど青山学院で陸上の指導者を探していることを耳にし、自らプランを説明、今に至ります。

 

逆転のメソッドの方に詳しく書かれていますが、陸上に限らず、原監督の根底を流れる考え方というのはブレずに明快です。

問題点・解決すべき課題を見つけて、きちんと言語化する。そして、それらを解決するにはどうしたら良いかを徹底的に考える。解決策を淡々と実行する。

営業マンとして仕事をしている際にも、どこに営業をかけるべきか?(例えば、会社の一担当に「高性能PCを導入しましょう!」と提案しても効果は薄いですよね。そういった観点から、どこにアタックすべきなのかを入念に下調べしています。)、そして、こちらの提案を受け入れてもらうにはどうしたら良いか、を考える。

当たり前のことなのかもしれませんが、日々の業務を考え見ると、目の前のことに終われ、そういった大局観がなくっている方(自分も・・)、多いですよね。

 

組織の指導で特に印象的だったのが、目標管理シートにより、すべきことと目標を言語化し、それをミーティングによりシェアしているシステム。

目標をきちんと言語化することにより、到達点がはっきりする&それに向けてやらなければならないことがブレークダウンすることによって明確になる=日々、やらねばならないルーティン・練習が決まる。それを選手たちに徹底的に叩き込んでいるようです。

また、それらのシートを使って自分の考えを「言葉にして他人にわかるように伝える」ためのミーティングも頻繁に実施しているようです。優勝インタビューを見ていても、受け答えがしっかりしている印象があったのですが、これらの日々の積み重ねなのかもしれませんね。

2冊目の勝ち続ける理由の方に詳細が書かれていますが、日本の陸上界(特に長距離)にも問題点を持っていて、それらへの提言が収められています。東京オリンピックのマラソンの選手の選抜方法始め、あまり基準が明確化していなかったり、日本のお家芸の一つということで、旧態依然とした体質があることがなんとなく自分の感覚にもありましたが、本書では原監督の考える解決策も述べられており、ぜひ選抜する側の人にも見てもらいたい内容になっています。

 

【書評】かくかくしかじか

本記事をご覧いただいている方の年齢は様々かと思いますが、皆さんは心の中に「師」や「メンター」となる人物をお持ちでしょうか。

故人であっても現役であっても良いかと思いますが、世の活躍されている方々は結構な割合でそんな人物を心に描いて日々を送っているような印象があります。経営者の方であれば、松下幸之助だったり、坂本龍馬だったり・・。

メンターとなる人を持っている人の強みというのは、ある種強制的に「あの人だったらどう考えるだろう」「今の自分にどんなことを言うだろう」と客観的に自分のことを眺められることにあるのかもしれません。

 

本書(漫画)は海月姫、偽装不倫、東京タラレバ娘。ドラマ化、映画化されたこれらの作品を生み出してきた東村アキコさんの自伝的漫画になっています。

東村アキコ - Wikipedia

彼女が今売れて有名になった立場から、昔を振り返った苦悩、後悔、思いが飾りのない言葉で綴られており、貪るように読了してしまいました。

 

宮崎県の進学校でのんびり生活をしていた林アキコさんの生活は、友人に連れられて入った田舎の絵画教室の日高先生との出会いで一変、芸大合格に向け、超スパルタ生活がスタートします。平日も昼間も絵を描き続けてなんとか合格した金沢の大学。本当は漫画を描いて生きていきたいと考えていた彼女でしたが、絵に真摯に向き合う先生になかなかそのことを打ち明けられぬまま、大学を卒業してしまいます。

卒業後は地元の宮崎に戻り、なんとか父のツテで入ったコールセンターで働きつつ、平日+土日は日高先生の絵画教室で生徒の面倒を見つつ、漫画を描いて応募というとんでもない日々がスタートします。彼女曰く、もう無理だと追い込まれた時に夢に向けて動き出すとのことで、慣れないコールセンターからの脱却目的の応募というある種不純な動機なのですが・・・笑

応募作が編集者さんの目にとまり、徐々に漫画を描くことに生活のウエイトがシフトしていくに連れ、絵画教室の方はおろそかになっていきます。

そんなこんなで、漫画に専念している間に”先生”は死んでしまい・・・というストーリーです。

身近な人が亡くなってしまった時に、「あれもこれもしてあげればよかった」とか、「なんであんな態度、行動を取ってしまったのだろう」とか、少なからず皆、心の中で考えてしまうような些細なことも文字として書かれており、「わかる!」と手を打つ箇所が皆さんにもたくさんあるはず。

当たり前のことかもしれませんが、競争のある中で夢を掴みたければ、特殊な才能を持て余している人以外は一生懸命、訓練をしなければならないこと。

人生は有限であり、人間はその時々の思い込みにより振り回されてしまう生き物だけれども、後から振り返ってできるだけ後悔のない人生を歩むべきだということ。

そんなことをふと思い出させてくれる、そんな漫画。

5巻完結で1日で読了できますので、年末年始のお供にぜひ!

【書評】君たちはどう生きるか

今更かよ!感がありますが、年末で時間ができたので休みを利用して読んでみました。

君たちはどう生きるか」(漫画版) 

漫画 君たちはどう生きるか

漫画 君たちはどう生きるか

  • 作者:吉野源三郎
  • 出版社/メーカー: マガジンハウス
  • 発売日: 2017/08/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 主人公のコペル君(コペルニクスに由来)が日々の生活の出来事から考えたこと、感じたことに対し、元編集者のおじさんがコペル君向けにノートに記した文章を読み、考えを深め、成長していく物語。コペル君が体験することは、

・友人がいじめられて(いじられて)いるのに、助けられずにモヤモヤしたこと

・貧乏な友人を見て感じたこと

ニュートン万有引力を発見できたのはなぜか

・友達が上級生にいじめられているのに助けられなかったこと(後悔)

など、我々が日常の生活でも経験するであろう些細なこと。

それに対するおじさんのコメントにより、客観的に物事を捉えられるようになっていきます。

例えば、友達がいじめられるのを見て助けられなかったことを後悔しているコペル君に対し、苦しい・痛いと思う気持ちは、正しいと思っている道から外れていることを教えてくれているのだということを、ゲーテの格言を引いて示しています。

「誤りは真理に対して、ちょうど睡眠が目醒めに対するのと、同じ関係にある。人が誤りから覚めて、よみがえったように再び真理に向かうのを、私は見たことがある。」

格言集で見るのも勉強にはなりますが、こうやってストーリーの中に組み込まれるとより腹落ちして理解できますね。人間は痛みのセンサーを持っていて、だからこそ苦しむことも多く、そんなセンサーなんてなければいいのにと思ってしまいます。ただし、そのセンサーこそがある面では何よりも大事なものであり、痛みこそが人生を豊かにしてくれていることも忘れてはいけないのかも。

 

インパクトのある表紙、かつ漫画と侮るなかれ。

中身は社会、人間、幸福などをテーマにした哲学書とも言えるかもしれません。

大人子供に限らず、人生を今一度考えて見たい方に!

 

【ランチ】レストランmiura

今年も残すところあと1週間。

光陰矢の如しなんて言葉もありますが、今年はイベント(とハプニング?)も多く、あっという間でした。

クリスマス前の土日ということで、優雅にランチに行ってみました。

一番町藤崎の近くにあるmiuraさんというフレンチのお店。

tabelog.com

アーケードからいくと、駅を背に藤崎前を通りすぎて2つ目の十字路を左に曲がってすぐ左手側に入口があります。少し分かりづらいかもです。

 

こじんまりとしたお店でカウンター6席とテーブルで10名程度。

カウンターの正面がキッチンになっている形で、見るとコンロも2卓でほぼシェフ一人+アシスタントさんで回しているような感じだったので、このくらいの規模が限度なのかと。

コースはランチ(2500円)と海鮮サラダがついたメインディッシュ1or2品(3600-4800円程度)を選べるコースで、それぞれメインディッシュを追加料金でセレクトできるシステム。ランチコースにし、自分は魚、相方はプラス500円で仙台牛を注文。

 

前菜のサラダ

スープ(ジャガイモのポタージュ)

メインディッシュ

デザート

コーヒー(お茶菓子つき)

 

ってな構成。

全体的にレベル高し!って印象です。フランス料理っていうと、1品1品のボリュームが少なめな印象がありますが、ここのお店はコースの品数を含めてか量も多めだったり、考えられてるなーと思ったのと、メインのお皿がきちんと温められている&厚めのお皿なので保温性が高いというとこまで気を配ってるんだと感心させられてしまいました。味ももちろん美味!味付けも全体的に優しく、万人ウケしそう。

 

予約はなかなか取れないかもですが・・・フレンチ好きな方は是非!