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【書評】三国志/横山光輝 第1巻

横山光輝三国志(文庫版)を初めて手に取ったのは、中学校の頃だったかと思います。日本の歴史も別に嫌いではなかったのですが、三国志の面白さを知ってしまったが故にでしょうか、そちらに心を持って行かれてしまった結果、日本史の成績はイマイチと言う結果に・・笑 でも、その時楽しいと思えるものにハマるのも大事ですよね(ポジティブ) 

数年に1回、無性に読みたくなることがあり、今回も同じく。

もう内容はほとんど覚えてしまってるんですけど、なぜか読んでしまう。

そんな魔力があります。

 

西暦200年頃、約400年続いた漢(劉邦が建国した国)が、国の乱れにより黄巾族のが反乱を起こし、国が乱れるところから話はスタート。三国志と言うと劉備曹操孫権が争っている時代をイメージしてしまいますが、そういった武将は、まず黄巾族をの暴動を抑えるための官軍として名を上げることがベースとなっています。

こう書くと、黄巾族=悪者っていう風に思いがちですが、祖である張角はもともと飢饉が起きた際に、自分で作った薬によりたくさんの人を救った人間。彼が黄色い布で髪を束ねており、彼を慕って集まってきた人々が真似して黄色い布を身につけるように。そこまではよかったのですが、集まった人々に権力を与え始めた時点から事態は思わぬ方向へ・・

第1巻には劉備の元に義兄弟となる関羽張飛が集まってきて、義勇軍として活躍するところまでが描かれています。義兄弟となったエピソード、桃園の誓いは有名ですね。

 

三国志を読んでいると、今の時代も昔と変わらず、くそったれな人間はたくさんいること、不遇の時代でも目的を見失わずに走り続けることの大切さなど、当たり前のことに気づかされます。

古典を読め、なんてよく言われますが、人間の本質って本当に昔から何も変わってない(良くも悪くも)。だから、今より知識の少ない昔の人が書いた本であっても、現代の我々が学ぶべき部分が多分にあるんでしょうね。

 

三国志、まだ読んだことありませんって人は、言葉悪いですが人生損してますレベルだと思います笑 是非、お手に取ってみてください。