ずんのブログ

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【書評】グズグズ脳をきっぱり治す!/黒川伊保子

キレる女懲りない男―男と女の脳科学 (ちくま新書)など、脳科学の観点から男(夫)、女(妻)がより幸せに生きるには?という内容の本を多数執筆なされている黒川さんの1冊。

 

本作品はちょっと毛色が変わっていて、「より幸せを感じながら生活するために気をつけるべき生活習慣についてまとめたものになっています。相変わらず(良い意味)でちょっとウイットに富んだ文章ながらも、科学的なベースも踏まえての提言なので、すっと理解できます。

 

以下、自分用メモです。

・22時〜翌2時はホルモン分泌の観点から、ゴールデンタイム。しかし、現代社会では毎日22時に布団に入ってぐっすり、というのは厳しい・・。この4時間の間でも、特に24〜翌2時の2時間はプラチナタイムなので、せめて、この2時間は睡眠状態を確保することを心がけること。

・寝る1時間前には電子機器を見ないようにすることに加え、できれば照明も可能な限り暗くする。網膜が光を感知すると、活動に向かうホルモンが分泌されてしまう。カーテンも可能な限り遮光とし、可能な限りの真っ暗闇で寝るべし。電気のなかった時代を思い出すべし。

・運動が体にいい、というのは間違いない。これは、好奇心を司るドーパミン、集中力を司るノルアドレナリンの分泌が盛んになるから。ちなみに、朝日を浴びよ、というのは朝網膜に光を感知すると、やる気が出るために必須なセロトニンという物質が分泌されるから。

・(気持ちはわかるけど・・)夜のスイーツはホルモン分泌の観点から言うと最悪。摂取すると血糖値が上がり、脳が活性化する。そうすると寝つきが悪くなる。さらに、その後は低血糖状態となるので、朝のエネルギーにも影響する。

・失敗は賢い脳を作るために必須のもの。NGを出されたら、進化できる伸び代を教えてもらえた!と捉えるべし。訂正やダメ出しを怖いと思う人ってたくさん(自分も)いると思いますが、別に人格を否定されているわけではないですからね。

 

なんとなく元気がない、幸福感がないまま日々を送っている方。

是非、ご一読ください。