【書評】一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?/上野啓樹、俣野成敏
健康、コンディション、睡眠。
多忙なビジネスパーソンからすると、時間がない!といって後回しにされがちなこれらの項目。
しかしながら、優先度を落として良いものではありません。理由は簡単。コンディションが仕事のでのアウトプットの量と質に直結しているからです。(といっても、なかなか実行に移せないところが自分でも要反省なところでございますが・・寝る前に食べてしまったり、布団の中でスマホをいじってしまったり・・)
著者の俣野さんはゴリゴリの熱血ビジネスパーソンでして、
「おら!体調悪かろうが風引いてようが、結果を出すのがプロフェッショナルじワレ!」といった勢いで仕事に邁進してきたそうですが、上野さんの一言でハッとしたそう。「コンディションもいつも最高にしておくのがプロでは?」
そんな流れで上野さんのところに通い詰め、体調の改善(とダイエット)に成功、それらをまとめたものが本書です。
一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか? ~仕事力を常に120%引き出すカラダ習慣~
- 作者: 上野啓樹,俣野成敏
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2014/11/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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現代の通説(多数派)として、
フルーツは体に良い栄養素もたくさん含まれているが、何せ糖分が多い(果糖)。それゆえ、食べても良いが、積極的に大量摂取をお勧めするものではない。
かと思います。対して、俣野さんは消化酵素によるデトックスの効果に着目し、
空腹ときにたくさん生のフルーツを食べるべし。デトックスすべし。
と勧めております。この辺は、是非とも盲信せずにきちんとエビデンスなりメカニズムを把握してからトライすべきかと。ちなみに、自分は”デトックス”がどういう効果なのか、どういうメカニズムなのかをイマイチ理解しきれていない状態です。毒素、という言葉が出てきますが、それが何を指すのか、どういうメカニズムで悪さをするのか。
現代科学と主張を同にする意見としては、空腹を推奨しているところが挙げられます。
朝も昼も、無理して食べなくても良い。消化って思ってるよりエネルギーを使うんだよ、という説明。これらは自分も納得です。
にしても、健康情報っていうのは日進月歩なところがあって、なかなか統一見解に至らないですね。それが面白いところでもあるかもしれませんが。。以下、本書より気になった箇所の抜粋です。今後、生活習慣に取り入れてみようかと!
・消化にかかる時間は、果物が約40分、野菜が約2時間、ご飯やパスタの炭水化物は約8時間、肉は12時間から24時間もかかる。
・消化に時間がかかるものへの対策よく噛むこと。
・空腹状態に考えること(メリットを想像し、我慢せよ!)
この脂肪燃焼してくれている
この空腹が老化を防ぎ若さを保ってくれる
この空腹が免疫力を上げて病気を防いでくれる
この空腹が病気や傷を癒してくれる
・1日に2.5リットルのお水を飲む。
・入眠3時間前には食べ物を取らない。
・睡眠時間を最優先。