ずんのブログ

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【書評】それこそ青春というやつなのだろうな/やついいちろう

最近、茂木健一郎さんのポッドキャスト「dream heart」という番組を聞いておりまして、お笑いコンビ「エレキコミック」のやついいちろうさんがゲストとして呼ばれておりました。その番組の中で、自伝(的小説?)を出版した内容に触れており、茂木さんもオススメしていたので、本屋で買って読んでみました。

難しい内容は一切なく、平易な言葉で大学に入ってから落研に入部し、大学で日本一になるまでの道のり、さらには卒業後文芸大賞を受賞するまでの道のりが淡々とかかれています。

エレキコミックというと、テレビでの露出はそれほど多くないけれどもクスッとした笑いを提供してくれるコンビ、という程度の認識でしたが、本書を読んで、お笑いにかける思いや今のお笑い界の人間関係などもわかり、興味深く読めました。

ja.wikipedia.org

 

創価大学がお笑い大学選手権で優勝していること、ナイツの塙さんがやついさんの落研の後輩であること(しかも、福岡で大人の大会に混じって高校生ながら優勝した実力者であったこと)、やついさんが本当に4年間、お笑いに向き合い続けていたこと。

無駄な装飾語もなく淡々とかかれていますが、1つのことに向き合い続けてきた人に見られる端的に相手に伝える力があるなぁという印象です。まさか、サニーデイ・サービスのボーカルの方のお誘いでDJまでやっているとは・・こっそり俳優活動もやっております。

お笑い好きの方はもちろんですが、将来に悩んでいる学生さんなんかにもおすすめです!