ずんのブログ

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【ドラマ】半沢直樹

「倍返しだ!」のフレーズが大流行したのは、2013年のこと。

テレビ、ワイドショー等でも大々的に取り上げられ、ライブで見ている人たちも口を揃えて面白いと行っていた本ドラマですが、あまりテレビを見ない私めは、何事もなかったかのように淡々と?生活を送っておりました。

近所のツタヤに行ったとき、日本のドラマコーナーをふと通った際に目に留まったので何気なく借りて見てみました。

DVD vol.1を見た直後に激しい後悔に襲われるハメに・・

なんでもっと早く見なかったのだ、俺!! 笑

 

池井戸潤さんのサラリーマン小説を原作としており、主人公半沢直樹が周囲を巻き込み組織の悪に立ち向かうというストーリー。

銀行から融資を断られて自殺した父親の姿を見て銀行に入行し、最終的にはその融資を担当していた大和田常務に土下座して謝罪をさせるに至るという、大局的に見るとシンプルなストーリーですが、それぞれのキャラクターの描き方、セリフのインパクト、話の展開等、上手いと唸らされる完成度です。

あれだけ爆発的に流行ったのも頷けます。

日々、心のなかでの小さい葛藤を繰り返しているサラリーマンのいわば理想のヒーロー像としての面があることも、多くの人に受け入れられた要因かと。また、池井戸さん本人もバブル期に銀行員の経験をしているだけ合って、金融庁とのやり取りや組織内のブラックさ等(自分は実際は見たことないですが)リアリティがあります。

 

会社員が皆半沢直樹だったら会社は回らなくなっちゃいますが、自分で考えて、自分の思う通りに動きたい、という気持ちをどこか後押ししてくれるようなドラマです。平凡で起伏のない日々に刺激が欲しい方に是非!

 

【追伸】

大和田常務の不正を暴き、罪を認めさせ、土下座までさせた半沢ですが、最終的に「出向」が命じられるところでドラマが終わっています。ドラマの中では出向は「出世階段から落ちた人が行く先」と描かれていることから、ハッピーエンドとはなっていません。どうしてこういう結末にしたのか、気になるところです。

大和田の件でのやり過ぎが頭取や他の役員の目についてしまったことの懲罰的な意味なのか、それとも修行して来い、との愛情の裏返しなのか・・。