ずんのブログ

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【映画】アイネクライネナハトムジーク

何度口に出してもタイトルが覚えられず、自分の記憶力に疑問を抱く今日この頃。

自分の住んでいる仙台を舞台にした映画、かつ仙台出身の伊坂幸太郎さん原作となれば見に行かないわけにはいかんでしょ、ということで34歳♂、若いカップルの目線も何のその、TOHOシネマズに突入してきました。

ちなみに、この呪文のようなタイトル。モーツァルトが作曲したセレナードの一曲でした。

ja.wikipedia.org

曲名に馴染みはないかもしれませんが、99%の方は一度は耳にしたことがあるかと。

ウィキペディアにも音楽のデータが貼ってあるので、気になる方は聞いてみるべし。

ああ、あれ!となる確率も限りなく100%・・・笑 ちょっとクラシックの教養が欲しい・・

 

三浦春馬多部未華子が仙台駅のペデストリアンデッキで見つめ合っている画がよく広告に使われますが、映画のちょっとしたワンシーンで、あまり本筋とは関係なしです。

ネタバレもあるので詳細は避けるとして、取り扱っているテーマは「人間関係における幸せとは何か」です。

心理学的に言うと、人間の悩みの2大巨頭はお金と人間関係とのこと。言われると、仕事が嫌だ、とか学校が嫌だ、と言いつつも、突き詰めると人間関係に落ち着くこと多々ですよね。

映画の中では、10年付き合って結婚をするかしないかの最中にいるカップル、学生時代に子供が出来、結婚して家庭を気づいたカップル、奥さんに出て行かれた中年男性、ボクシングの世界チャンピオンになったら意中の女の子に告白すると言って、結婚まで至ったボクサーなど、様々な境遇の人が出てきます。

そう言った人たち日常を描きながら、「幸せとは何か」を各人が模索しながら生きていくと言うストーリーです(雑?)

映画の中で出てきた印象的なセリフとしては、

「あの時出会ったのがこの人でよかったと心から思えることが本当の幸せ」

と言うもの。

劇的な出会いや結婚をしている人というのは極めて稀で、多くの人は、思いの強弱はあるにせよ、世間体を気にしたり、親の目を気にしたりして結婚に至っているのではないかと思います。

結婚したりお付き合いしているパートナー。後付けででも理由をこしらえて「この人でよかった」と思い、自分を納得させている部分が少なからずあるのではないでしょうか。(多分、長期間「この人でよかったのか?」と自問自答を繰り返している人はあまりいないはず・・笑)で、ある程度良い意味でも悪い意味でも割り切りがあって、現在に至っている。人間の人生なんて限られたもので、自ずと出会える人も限られてくるので、そういう思い込みと割り切りも、決して否定されるものではないかと思います。

となると、もしかしたら「あの時」出会っていたのが現在のパートナーじゃなくても、同じ状況に至っていたかもしれない。でも、他人と順位づけするでもなく、自分の主観として、結果、この人で良かったと思う(思いこむ)ことができたら、それは一つのh幸せの形何でしょうね。

 

結婚前のカップルが見ると、映画館からでてしばらくの間沈黙が続くかもしれないので、ご注意を・・笑 あと、プロポーズなさる方、思い切りが大事ですよ!!

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