ずんのブログ

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【書評】眠トレ!/三橋美穂

自分も含め、睡眠に対して不満が全くない!という人は殆どいないのでは。

統計情報を見ても、日本は韓国と並び睡眠時間(平均)が短いそう。

www.nishikawasangyo.co.jp

 

睡眠負債という言葉もメディアに露出し始め、睡眠不足の危険さ対して警鐘が鳴らされている現代ではございますが、多くの多忙な社会人にとって

・そんなこと言ったって、忙しくて8時間睡眠なんて物理的に確保できない

・理想は分かるけど、5〜6時間睡眠でなんとかやれてるし・・

という見方かと思います。

しかし、そういう考え方が大問題であることが科学的にも証明されつつあります。

・そもそも、十分に寝ていないから効率的に仕事ができず、長時間労働になっていないか

・5〜6時間でやれている、のはただやれているだけで脳のパフォーマンス的にはどうか

という視点が抜けてしまっているのですね(自戒の念も込めてですが・・・)

 

自分も遅くまで仕事をしていると、布団に入っても寝つきが悪かったり、中途覚醒で夜中に3度くらい起きてしまい、なかなか寝付けなかったりということが時々あります。

そんな状況を改善したく、何かしら知恵はないかと手にしたのが本書。

睡眠に関わるオーソドックスな知識から、忙しいビジネスマンに向けた具体的な対策まで書かれていて、すぐ行動に写せtipsが多数収められています。その中で、自分が早速取り入れようと思っている項目を抜粋して見ます。

(1)筋弛緩法、4−7−8呼吸法、カウントダウン法

単語だけ聞くと、なんの呪文じゃ?となりそうですが・・うまく寝付けない、睡眠の質が悪い原因の一つは、体が十分に緩んでおらず、血流が悪化しているため。ということで、寝る前に体に力を入れて緩めるという行為を意識的にして緩めてやるというのが筋弛緩法です。

4−7−8呼吸法というのは、4秒かけて鼻から吸い、7秒呼吸を止め、8秒かけて口から吐くというのを10回くらい繰り返す呼吸法。ヨガでも行われる呼吸法だそうで、リラックスに効果ありとのこと。DaiGoさんの本なり動画なりでも進められてましたね。

最後は初見のテクニック、カウントダウン法。布団に入ったら、呼吸をゆっくりしながら3秒に1カウント程度のペースで100から0に向けて数字をカウントダウンしていくというもの。アメリカの催眠療法士が開発したテクだそう。

(2)お腹周りを温める

よろしくないのはわかってても寝る前に冷たいものを口にしたり、冷え性だったりで深部体温が低めの時があります。腹巻きでそれを防止すべし、とのことです。

(3)夕食に食物繊維を摂るべし

夕食に食物繊維を気持ち多めに摂取することで睡眠の質が上がることが証明されているとのこと。食物繊維って、腸内環境を改善するだけでなく色々メリットがあるんですね。

 

これだけ科学が進んでいる昨今ですが、睡眠の全容解明、不眠へのベストアンサーの提示にはまだまだ研究を進める必要がありそうな。

現時点でわかっている最善の策をとる、というのが良さそうですね。

睡眠でお悩みの方はぜひ!