ずんのブログ

新潟県関連、趣味やお店情報、そして雑感

【書評】走ることについて語るときに僕の語ること 村上春樹

最近は特に、エッセイや小説の類を読むことがめっきり少なくなりましたが、その数少ない中でも時々読み返す1冊。

ノルウェイの森を始め、ハルキストなんて言葉まで生み出した著者は、小説家だけでなくマラソンランナーとしての一面も持っています。しかも、1回くらいフルマラソン完走しました!と言うレベルではなく、何十年にもわたり、毎年フルマラソンに出場していたり、さらにはウルトラマラソントライアスロンまで挑戦しているようです。

そんな彼が、マラソンを含めた「走ること」に関して書いたエッセイをまとめたのが本書。ランナーにとっては、読んでて「あるある」がたくさん出てきて共感でき、さらに、走るときになんとなく感じていたことや、周りからの問いに対する思いみたいなものが、巧みに言語化されていて、読んでいて気持ちの良い一冊です。

ランナーのモチベシーションアップにもつながる一冊。今回は、そんな中でも心に止まった一節をご紹介。

 

”走り始めて以来ずっと、レース中に頭の中で反芻していると言うランナーがいた。Pain isinevitable. Suffering is optional. それが彼のマントラだった。(中略)「痛みは避けがたいが、苦しみはオプショナル(こちら次第)」ということになる。「例えば走っていて「ああ、きつい、もう駄目だ」と思ったとして、「きつい」というのは避けようのない事実あが、「もう駄目」かどうかはあくまで本人の裁量に委ねられていることである。この言葉は、マラソンという競技のいちばん大事な部分を簡潔に要約していると思う。”

 

”30kmまでは「今回は良いタイムが出るかもな」と思うのだが、35kmを過ぎると体は燃料が尽きてきて、いろんな物事に対して腹が立ち始める。そして最後は「からっぽのガソリンタンクを抱えて走り続ける自動車みたいな気分」になる。でも走り終えて少し経つと、苦しかったことや、情けない思いをしたことなんてけろっと忘れて「次はもっとうまく走るぞ」と決意を固めている。いくら経験を積んだところで、年齢を重ねたところで。所詮は同じことの繰り返しなのだ。”

 

”長生きをしたいと思って走っている人は、実際にはそれほどいないのではないか。むしろ「たとえ長く生きなくてもいいから、少なくとも生きているうちは十全な人zせいを送りたい」と思って走っている人の方が、数としてはずっと多いのではないかという気がする。同じ十年でも、ぼんやりと生きる十年よりは、しっかりと目的を持って、生き生きと生きる十年の方が当然のことながら遥かに好ましいし、走ることは確実にそれを助けてくれると僕は考えている。”

 

おそらく、ランナーの方の大半は、勢いよく申し込んだフルマラソンの大会中に「なんで申し込んだんだ、過去の自分!」と思ったことは、他人から「走るのの何が楽しいんですか?苦しいだけだと思うんですけど・・・」という質問の答えに窮したことが、何度かあるのではないでしょうか。

なんか、自分の答えと100%は合致していなくても、多くの人は村上さんに似た思いを抱いているのかなと。

特にランナーの方にオススメ!

www.amazon.co.jp

【メモ】スキンケアについて

DaiGoさんのニコニコ動画からのメモ。

相変わらず、学術的に面白い放送が続いております。このクオリティで月540円は信じられない安さかと。その辺の変なビジネス書1冊の半額以下の値段ですが、内容、更新頻度、面白さどれを取っても勝るという。

自己啓発や心理学系の放送が多いですが、今回はちょっと毛色の違うスキンケアのお話。端的に結論を言うと、

 

●本当に効果のあるスキンケアは、日焼け止めと保湿のみ!

 

化粧水やらクリーム、美容液、クレンジング・・・と高級からお安いものまで数多くの化粧品が世に散乱していますが、突き詰めるとやるべきは日焼け止めを塗ることとしっかり保湿をすることのみ、だそうです。

 

日焼け止めはSPF30以上でウオータープルーフのものを、2時間おきに塗布

保湿は自然のオイル好きなものを、お風呂上がり等に塗布

 

これだけ。

笑ってしまう程シンプルですが、科学的な結論とのこと。

肌の質は遺伝的な要素が結構強く、ある程度以上は高い化粧品を使ったから劇的に改善するものでもないし、逆に肌の質が遺伝的に良い人は、安い化粧品でも特に問題なし、とのこと。そんな中でも、上の2点に留意することで、悪化を防ぐことが可能。

長い目で見ると、結構な差が生じるとか・・皆様も是非、ご配慮ください。

【メモ】体脂肪操作の科学(DaiGoさん動画より)

年末年始は忘年会、新年会、親族との宴会など何かと飲み会が続く時期。全ての場で強靭なる自制心を発揮し、飲む量&食べる量をコントロールできれば何も問題ないのですが、そうはいかないのが人間の弱いところというか可愛いところ。

1回でも大量に飲んだり食べたりしてしまうと、翌日後悔の念に苛まれる人は多いかと思うのですが、実際週に1回程度であれば特に問題ないのだそう。これは、自分を甘やかせるために言っているのではなく、科学的にもそういう結果が出ているそうです。

と言っても週1回で終わらないのがこのシーズン。自戒の念を込めて、最近はまっているニコニコのDaiGoさんの放送から、「体脂肪操作」の動画の内容をまとめてみます。

 

概要

・体脂肪を減らすというと、多くの人は運動量を減らすことをイメージしてしまうが、人間が運動で消費できるカロリーは微々たるもの。運動より食事が大切。

・男性が目指すべき体脂肪率は8〜15%程度。あまり下げすぎるとテストステロン値も下がってしまい、生活に支障が出てしまうので注意。

・体重は一週間で0.5〜1%、体脂肪率は1%落とすくらいが限度。極端にやりすぎると体に良くない。

 

モチベーションに繋がる知識

・太っていると見た目が悪いだけではなく、脳の認知機能も低下する。

・下腹部についた脂肪はテストステロンの値を下げ、チャレンジ精神ややる気が低下する。

・テストステロンの値が高いと、モテる(男性的魅力)笑

 

留意すべき食生活のポイント

・1食目の食事でタンパク質を多めに取ると、食欲が低減する。

・3大栄養素のバランスは、脂質:タンパク質:糖質=40:20:40程度にする。減量したい時には、タンパク質摂取量を増加させるべし。

・他に気をつけるべきポイントとしては、食事を単一化させすぎないこと、週2回程度の筋トレを行うこと、できる限り睡眠時間を増やすこと。

 

おすすめサプリ

クレアチン、アシュワガンダ、ホエイプロテイン(アイソレート)

 

 

自分、若干の痩せ気味で175cmで58kg、体脂肪率14%程度です。特に不調もなく、動画で推薦されている範囲内ではあるのですが、腹を割りたいのと正月休みの暴飲暴食で1kg近く増量してしまったので(マラソンしてます)、ちょっと調整します、ハイ・・。同じような境遇の方おられましたら、一緒に?頑張りましょう。

【居酒屋】【新潟】かかし屋

12/30の忘年会で使用。

・おつまみキャベツ

・串揚げ(魚と蓮根はさみ揚げ)

・豚肉と野菜の鍋

・揚げ餃子

・そば

・刺身盛り合わせ

 

www.hotpepper.jp

 

場所は楽天地というちょっと新潟駅前(万代口)の繁華街からは外れたところにある、小さいお店が細々と軒をつられている通りの一角にあります。

細長い3階建ての建物で、1階はカウンター、2階はテーブル席、3階は座敷となっています。

隣で女子会の真っ最中で黄色い声?が飛び交っており、「店選び間違ったか・・」とも思いましたが、少しお酒を飲んでしまえばこっちのもん?ということで楽しく飲みました。

店員さんが1階から階段で料理やお酒を運んできてくれること、さらに年末の混雑した時期というのもあって、注文してからすぐ、とは行きませんでしたが、若い店員さんも一生懸命対応してくれたこともあり、ノーストレスでした。

肝心の料理は、全体的に味よしでした。刺身が途中で出てきたり、サーブの順番は残念な部分がありましたが、新鮮な良いネタでした。おつまみのキャベツが食べ放題なのもポイントアップ。

お酒も地酒5種が飲み放題に含まれている位こともあり、途中からは日本酒祭りでした。

帰りにはわざわざ寒いなか、外までお見送りに・・・ごちそうさまでした!

【寿司】原価寿司 立ち食い寿司 えびす

最近、会社の先輩と寿司にはまっており、びっくりするくらいの頻度で通っております笑 回転寿司も、止まったお寿司屋もいいけれど、我々がコスパと雰囲気の面でたどり着いたのは、原価寿司 えびす さんでした。

www.hotpepper.jp

 

お店は国分町の中でも少しアーケード沿いの十字路に位置しています。お店の規模は小さく、カウンター+テーブルのみというシンプルな作り。というのも、厨房のスペースも狭いため、親方一人と飲み物を配る留学生と思しきバイトさん1人のみという、ミニマリスト状態のお店なのです。

システムも入店料として1000円がかかりますが、それを払ってしまうと飲み物も食べ物も、普通の居酒屋で注文する半額くらいの値段で楽しむことができます。イワシなんて、かなり美味なのに120円という格安さ。しかも日本酒もグラスに並々注いでくれて、一杯300円。人気店なのも納得です。

しこたま食べても一人5000円で収まります。

個人的におすすめなのは、イワシと活タコ。今までいろんなお店に行きましたが、この2品に注いては当店が一番だと思います。

 

我々が足繁く通ってしまうのには、親方の人柄もあります。いつもニコニコしていて、閉店時間に行っても、面倒な顔をせず握ってくれる。そして、顔も覚えてくれてて、ちゃんと声をかけてくれる。今後も通うこと間違いなしです・・笑

 

 

 

【勉強】短時間で成果を出すための勉強法

最近、メンタリストDaiGoさんのニコニコ動画での放送を観るのがお気に入り。

テレビでの発言・振舞いを見ていても聡明な印象を受けたが、配信されている動画を見ると、その知識の膨大さとアウトプットの旨さに感心させられる。「知識の最大化」を人生のテーマに掲げているらしく、時折出てくる私生活の話を聞いても、本当にテーマを追求するのが伝わってくる(インプットを効率良くするために、徹底的に食事、運動、環境にこだわっていたり)。

月額540円で、過去の配信動画全てが見放題という超絶お得なので、

・健康、学習、心理等の幅広い分野で、最新知見に興味がある人

・自分の生活をよりよくして行きたいと考えている人

には特にオススメです。内容は、多岐にわたるテーマの最新知見を実生活に応用できるように噛み砕いて解説してくれるというもの。下手なテレビ番組で時間を浪費するよか、何倍、何十倍も濃密な時間を過ごすことができます。

 

さて、今回の内容は、過去に放送された、「時間が無い中で結果を出すための勉強法とは」というもの。備忘録がてら、メモしておきます。

 

(1)アクションゲームをせよ

・予測が必要なゲームは、学習能力の向上に効果があることが実験で証明されたとのこと。

・なぜ効果があるか、というところまでは詳細に述べられていないが、恐らくゲームの中でも「予測」する能力が必要で、ゲームによりそれらが強化される→現実世界での予測能力も強化される→勉強における「先を見る力」も強化される

という流れか。

(2)戦略的リソース利用法

・勉強する前に、自分が持っているリソースをどのように目的達成に使うかを明確化してから勉強をスタートさせる、というもの。

・具体的には、下記の7つの質問に対し、勉強前にアンサーを書いておく。

 

Q1 テストでどれくらいの成績が欲しいか

Q2 それが自分にとってどれくらい大切なのか(100点満点で採点)

Q3 その点数を取る自信がどれくらいあるか(100点満点で採点)

Q4 テストにどんな問題が出そうか

Q5 勉強に使えそうな資料・参考書を最大15個書き出す

Q6 それらのモノが、なぜ使えると思ったのかを書き出す

Q7 それらをどう使うかを書き出す

 

15分程度で終わる作業ですが、成績が5%程度上昇し、さらには勉強に対するストレスも低減したという実験結果が出ているそうな。

ちなみに自分はTOEIC受験の際にこれを試したら、25点ほどポイントアップでした。

・勉強に限らず、仕事や読書にも応用可能とのこと。

 

(3)集中できない時には優先順位の高いものだけをやる

・静かな環境とうるさい環境を用意し、15個の単語を覚える実験的をしたところ、もちろん静音環境の方が成績がよかったのですが、15個の単語に優先順位をつけて覚える作業をしてもらったところ、優先順位の高いものに限り、静音でもうるさい環境でも同じ程度の成績が得られたとのこと。

・即ち、集中できないな〜と思っていも、自分が大事だと認識でいていることであれば集中している時と同じくらいのインプット効率が得られる、ということ。

・実際に勉強する時に優先順位を単語単位で決めることはしないかと思いますが、そこは発想の転換。優先順位の高い低いをパッケージにして、自分の集中度合いで使い分けるというのが有効な手だて。

・例えば、調子の悪い時は1つの単語だけ、調子のいい時は3つというように。

 

※補足

グリーンエクササイズが脳に良いことも証明されておりますが、自然の中での勉強を週1回でもすると、1週間は高い集中力が維持できるとのこと。そのために、携帯ざぶとんの購入も推奨されておりました。

何となく昔からの自然と触れ合うとスッキリするとか気分が良くなるというのは感覚的にはありましたが、ちゃんと科学で定量的に証明されるとより納得しながら行動できますね。

【旅行】カナダ 旅行前半:カナディアンロッキー観光

2日目は朝からバンフよりさらに西側へ(ジャスパー)側へ移動。

カナダグースというメーカーのジャスパーというアウターの由来は地名から来てたのね。ガイドさんの話によると、カナディアンロッキー含め、カナダ の冬は地区によってマイナス20度を下回るレベルで、家にはセントラルヒーティングのシステムが完備され、ある気温いかになると自動的にヒーターが入るシステムになっているとのこと。また、冬が寒い分アウターにも高い防寒性を求めているそうで、ダウンは序の口らしいです。それ故、日本じゃ暑すぎるとも言われるグースの羽毛を使うわけ。

アウターに10万円というと、日本だと高いイメージがありますが、カナダでは特に高級という値段ではない模様。むしろ、何年も着るので安いくらい。

この日の目的地は

・レイクルイーズ

・コロンビア大氷原

の2つ。

朝方バンフを立ち、ひたすらにジャスパー方面に向かいます。道路は日本の高速とほぼ同様な作りになっていて、信号もないのでサクサク進みます。両手に壮大な山々や氷河、湖などを眺めながらの移動なので、外を見ているだけでも全然飽きません。

まずはレイクルイーズ(上の写真)。国道を降りて少し山道を走るとすぐに到着。バンフからは約2時間程度。ガイドさんも言っていましたが、この日は奇跡的な良い天気でに恵まれ、水面がほぼ鏡状態。ウユニ塩湖ではありませんが、本当に上下がわからなくなるくらいの美しい風景でした。レイクルイーズのほとりにはリゾートホテルもあり、のんびり過ごすには良さそうです。

そこからさらにジャスパー方面へ向かうと、ついに見えて来ました、コロンビア大氷原。氷河という名前を聞いたことがある人は多いと思いますが、実際に「乗る」という貴重な経験ができました。また、氷原の近くからは雪上車でアクセスするのですが、この雪上車も世界に8台しかない代物だそう。南極の調査に使われているのとも同じものだそうで、数少ないカナダ産の車。乗っていても、快適さは全くないですが、トルクの強さを感じる乗りごごち。

コロンビア氷河も、温暖化の影響か年々縮小傾向にあり、いつまで観光できるか不明だそう。地球の気象の異常をすべて温暖化に起因させる世間の論調には違和感を覚えますが、少し残念です。ちなみに、本氷河は年間数メートルという速度で移動しているとのこと。自然、恐るべしですね。

お昼は観光センター2階にてバイキング。微妙な味・・笑

こちらも、今回は幸運にも好天に恵まれましたが、悪天候でアクセスできずというのも日常茶飯事だそうですので、興味のある方はお早目に!

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【旅行】カナダ旅行前半

冬場は直通便がないそうですが、現在、4〜11月まではカナダまで直通便があるそう。今回は10月の渡航だったため、カルガリーまでの直通便を利用。

成田空港から片道約10時間、日付変更線を跨いでの空の旅です。エアカナダはANAとのコードシェア便一つの定期航空便に複数の航空会社の便名を付与して運航される便)のため、こっそりANAマイルカードの所有者である自分は大量のマイルも併せてゲット。

話は飛びますが、空港だと「スターアライアンスメンバーがなんちゃら」「コードシェア便で運行なんちゃら」「共同運行がなんちゃら」と訳わからんですよね・・・。

少し調べて見ました(カナダ旅行から逸れてる??)

 

まず、アライアンスとは民間航空会社あいだの航空連合のこと。簡単にいうと、商店が集まって一つの商店街を形成しているようなもの。海外旅行を計画するときには日本からも行き先が世界各地にあって、各地に空港会社がある。行きたいところに日本のANAなりJALなりの乗り入れがあれば良いですが、ない場合には海外の航空会社を使わざるを得ないわけですよね。そうすると、申し込みも面倒、マイルも「使う航空会社独自」のものしかたまらん、となると利用する側からすると不便。

そのため、利用者側の利便性を考えている航空会社複数をまとめちゃいましょうというのがアライアンスという訳。日本だと、JALが加入しているワンワールドANAが加入しているスターアライアンスが有名ですね。

コードシェアといっても、利用している側からしてみると、ANAなりJALのマイルがたまる、程度のメリットかと。

 

話戻しまして、カナダ中央西側のカルガリーまでは片道約10時間。エアカナダのサービスに関しては、エコノミーの名前とおりという感じでした。ただ、機内食があまり美味しくなかったことが残念・・。途中で空席へのチェンジをお願いしましたが、快く対応してくれました。

映画も日本語対応があまりなかったため、ひたすら読書。こういう時、Kindleはすこぶる便利です。荷物も減りますしね。

 

カルガリー空港は国際空港だそうですが、到着のタイミング(日曜午後)もあってか、がらがらでした。カルガリーからバンフへの行き方は下記サイトを参照下さい。

www.asahi-net.or.jp

 

国道1号線をひたすらに西に走り、2時間ほどで到着。途中、カルガリーオリンピックの会場などが見られたり、馬などの動物も見られたり。ちなみに、バンフは国立公園のため、個人で行く方は入園料と滞在日数分の料金が必要とのことです。

道路の両側には延々と草原と林、地平線が広がっており、カナダの雄大さを感じつつの移動でした。バンフの国立公園に入ってからは、野生動物と車両との接触事故を避ける目的から、道路の両サイドに身長の高さくらいのネットが延々と張り巡らされています。ちなみに、ネットは目に見えているだけではなく、穴を掘っちゃうお茶目な動物対策として、数十センチ根入れしているとか。

さらに面白いのが、道路上の敷地境界にテキサスゲートという特殊な構造が取られていること。これは、簡単にいうと単管を横にして隙間を開けながら並べたようなもの。こうすることで、蹄のある動物がそこを通ることができなくなる、という仕組み。

さらなる環境対策・動物の対策として、数億という単位を賭けて獣道を整備しています。国立公園内を走っていると、山も何もないところに突然トンネルが出現しますが、これはトンネルの上が獣道になっている地点とのこと。ちなみに、以前はコスト削減のために道路の下をアンダーパス状にして獣道を整備したそうですが、クマや鹿など、警戒心の強い動物は利用しなかったため、お金を賭けて今の形式にしたそうな。

きちんと整備をした後も、その効果を測定し、効果がなければ次の対策を打つ。PDCAというか、なんとなく「動物対策してあげてますよ〜」的な感覚論で終わることなく、本気になって動物のことを考えているのがわかるエピソードですね。ちなみに、クマさんはこんな対策をしても、道路を横断する獣道を使うまでに8年もかかったそう。身体はデカいのに、ビビりなんですな。

下は、バンフの街中をぶらついたときに撮影したもの。日本との時差が15時間ということもあって、身体的には少ししんどかったですが、観光欲には勝てず、街中をぶらぶら。バンフの市街地はボウ川とカナディアンロッキーに囲まれていて、どこを見ても絵はがきのよう。標高を高く、空気も澄んでいます。

写真は、特殊な設定もせず、古い一眼レフで風景撮影のオートモードで撮影したオリジナル写真ですが、それでもこの空の青さとくっきり感。空気の澄み具合も少し感じていただけるかと。本当に、肺が綺麗になりそうなほど空気が澄んでいました。

この日は、ツアーにアルバータ牛の夕食がついていたので、遠足のように皆でご夕食。巨大な茹でたポテトがまるまる付いており、さすがカナダ という感じ。噂のアルバータ牛は、赤身がメインの少し淡白な味わい。個人的には好きでしたが、周囲の意見を聞くと、特に柔らかい肉になれた方には少し不評だった模様。

※ちなみに、この日から怒涛のポテト攻撃が始まることを知る由もなく・・笑

 

そんなこんなで、初日が終了。続きはまた後日!

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バンフ街中から5分ほど歩いたトレイルから撮影した山。10月の頭に、街中でも50cm程度の積雪があったとのこと。

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国立公園の管理事務所からバンフの目ぬき通りを望む。真ん中にボウ川を跨ぐ橋があり、その奥に2km弱のお土産店が軒を連ねております。

 

 

 

【旅行】カナダ 横断旅行

以前、写真家さんの本でカナディアンロッキーのについて書かれているのを目にして、行きたいと思っていた土地。今回、たまたま一週間くらい休みが取れたので勢いよく?行って見ました。正直、結構コストはかかりましたが、結果としては行って大正解でした。決まり文句の用になってしまいますが、雄大な自然が体験できたこと、アジア・ヨーロッパ・アメリカとは異なった文化も経験できたことが大きかったです。

自分としては珍しいですが、諸事情で日本からの添乗員さん付きのツアーに参加。

内容としては、成田からカルガリーに飛び、そこからバンフというカナディアンロッキー観光拠点の街に宿泊しつつ、湖、山、大氷原を見学。

その後、カルガリーから国際線でトロントまで行き、今度はナイアガラを観光。最後にトロントからモントリオールに飛び、ローレンシャン高原とケベックシティを観光するという割りかし忙しい?8日間のツアー。ツアーなので、飛行機・バスに乗せられ、移動し、ご飯を出され・・・と受動的な感じは否めませんが、参加者も自分が一番年下、かつ穏やかなご夫婦が多かったこともあり、いろいろな意味でも楽しい旅行でした。

よかった点
・犯罪等に巻き込まれるリスクが極めて小さい
・衛生的で、なんと水道水が飲める
・カナダ人のパーソナリティも比較的日本人に近い
・自然が豊かでのんびりできる
・日本ではなかなか見られないスケールの自然、建物が見られる
・植民地だったこともあり歴史は浅めだが、異国文化との融合された独特な文化がある
悪かった点
・日本との時差が大きい。ほぼ昼夜逆転
・観光地が国中に点在しており、移動が大変

・物価が結構高い。日本と同等、もしくは1.2倍くらいな印象。

 

詳細は今後つらつらと書いて行きます。カナディアンロッキー観光で見た湖です。湖面が綺麗すぎて、鏡のようでございました。

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【映画】アイアムアヒーロー

漫画で途中まで読んで「グロ!」と思って途中で止まっていた作品ですが、アマゾンプライムでサーフィンをしていたら映画が公開されていたので鑑賞。

 

漫画家のアシスタントとして働く鈴木英雄は、漫画の新人賞を受賞はしたものの、その後は鳴かず飛ばず。夢ばかりを追い足元を見ない姿に、同棲している彼女も呆れ気味。

ある日、ゾンビウイルスが蔓延し、漫画家アシスタントの仲間、彼女、市井の人々、皆ゾンビになっていく。猟銃を所有している英雄は、途中、女子高生の有村架純と共に、「高いといころは感染がない」という情報を元に富士山に向かう。

富士山の麓にあるアウトレットには、ゾンビに囲まれながらもバリケードにより区画されている人間の集団がいた。トップの一人を中心にまとまりを見せていた集団も、恐怖は人を狂わせる。

集団にいた長澤まさみ有村架純、主人公の大泉洋はそこからの逃亡を試みるが・・・結果はいかに、というストーリー。

 

細かいところは色々な変化球があると思いますが、ゾンビ映画によくあるストーリー。

身近なところから徐々に感染→逃亡を図る→ボスを発見、そして倒す→無事生還

バイオハザードも同じようなプロットですが、時代に関わらず人を惹きつけるのかも。

キョンシーなり、死霊のはらわたなども有名ですが、なんとゾンビ映画は1930年代からあった模様。

 

ちなみに・・・

創作などでは「無差別に人間を襲う腐敗した死体」として描かれることが多いが、本来は西アフリカやカリブの民間信仰ヴードゥーまたはブードゥー)の司祭によって呪術で蘇らされた「奴隷化された死体」を指す。

とのこと。完全に捜索された像なのかなと思っていたら、民間信仰にルーツがあったのですね。そして、「人を襲う」というよか「奴隷化」が本質(アンチ人間の親玉がいる前提)というのが意外でした。

有村架純長澤まさみの美人さ・可愛さも堪能したい人に 笑

ちなみに、ネタバレを避けますが今話題のカメラを止めるな!も似たようなテーマを扱っています。