ずんのブログ

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【観光】ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所

仙台市から48号線を山形方面にひた走ること数十分、緑の山々に囲まれた場所にレンガ作りの蒸留所がポツンと。

www.nikka.com

 

愛子の方に所用で行った際、せっかくだから行ってみようと思ってふらっと立ち寄ってみました。結果、大正解でした笑

行ったのは土曜日の午後だったのですが、人が多過ぎて見れない!とか、全然人いなくて気まずい!と行った事もなく、外国人の方数名も含めての見学ツアーがスタート。所要時間、約60分。ありがたーい試飲付き。

 

マッサンをご覧になられた方はご承知の通り、本蒸溜所は竹鶴政孝余市の次の候補地として築いたもの。政孝は元々、国内に複数の蒸溜所を持つことを夢としていたようで、いわば夢を叶えた蒸溜所ってわけですね。

ツアーは、原料からウイスキーの製造工程を順に見ていく流れ。最初に麦芽を乾燥させるキルン塔に始まり、麦汁、発酵、蒸留、熟成と進んでいきます。

 

ウイスキーの製造工程は、途中まではビールと同じ。

まず、大麦を発芽させて、良い具合のところで乾燥させ成長を止めます。その後、乾燥させた麦芽モルト)を砕いてお湯と混ぜ、麦に含まれるデンプンを糖化、糖を発酵させてアルコールに転化という流れ。面白いのは、麦芽自身にデンプンを糖化させる酵母が入っているということ。植物学、生物学的に、自分の持っている栄養分を分解する酵素を持っているとはどういう意味があるんでしょうね。

蒸留させずにホップで香り等を付けたのがビールになります。また、グレーンウイスキーやらモルトウイスキーやら、〇〇ウイスキーといろんな種類がありますが、〇〇には主原料が入ります。モルトであれば麦芽、グレーンの場合はトウモロコシ等も混ぜているそう。

蒸留した出来立てのスピリッツは荒々しくて美味しくないので、ホワイトオークで作った樽に詰め、熟成の工程に入ります。熟成中、年間2%くらいのペースで蒸発していってしまうそう。この減った分を天使の分け前(エンジェルズシェア)というそう。なんかオシャレ。

 

一通り製造工程を見学したあとは、お土産コーナーが併設された試飲場所へ。

スーパーニッカ、宮城峡、さらにはアップルワインが飲めます。

あまり今まで飲み比べ的なことはしたことがなかったど素人ですが、スーパーニッカと宮城峡、確かに香りが異なりました。宮城峡はどちらかというと少し甘めの香り、スーパーの方は、THEお酒って感じの強さのある香りでした。

同じような材料、工程で作っても、微妙な材料の違い、天候の違いもありますし、ブレンダーの好みによっても性格が変わるそう。うーん、奥が深い。

 

居酒屋でも、ビール、焼酎、ワインに引けを取らないくらい、最近はハイボールが人気ですね。ハイボールも要はウイスキーの炭酸割りなので、色々とウイスキーの違いがわかるとより楽しめそうです。

少し勉強してみようかな・・笑

ウイスキー好きの方はもちろんですが、自然に囲まれていて空気もいいですし、建物の外観を見るだけでも楽しめます。ちょっと遠いですが、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

 

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ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所