ずんのブログ

新潟県関連、趣味やお店情報、そして雑感

【漫画】ブルージャイアント

いきなり感想です。最近読んだ漫画の中で群を抜いて面白かったです。

久々に漫画を読んで、心が熱いものを感じ、自分も頑張らなきゃと思った、そんな作品。

 

テーマはジャズ。仙台に住む主人公 宮本大はひょんなことからテナーサックス、ジャズと出会い、様々な人々との出会い、指導を経て楽器で食べて行くことを選択します。そして東京に出て、ピアノの沢村、昔からの友人の玉田をドラムにJASSというトリオを組みます。

その実力から徐々に演奏の機会も増えていく彼らに、日本一のジャズバー、ソーブルーからの出演のオファーが。練習に練習を重ね、本番に挑もうとする彼らに突如悲劇が・・。

詳細はネタバレしてしまうので伏せますが、その悲劇を乗り越えソーブルーでの演奏を果たした大には次なるステージが待っていた。というストーリーです。

正直、音の出ない漫画で音をこれほどまでに表現できるんだ、というのが新鮮な驚きでもありましたし、大の吹いているサックスの大きな音が実際に響いているように錯覚してしまうくらいのクオリティ、描写の巧みさがあります。

登場人物は某漫画と比較すると少なくシンプルですが、その分一人一人の心情を含めた描写が丁寧。主人公以外にもきちんとスポットを当てて、才能に煽れなかった人間の気持ち、それを圧倒的努力でなんとかしようともがく凡人の姿、それを取り巻く人々。

岳も素晴らしい作品でしたが、こちらも負けてません!!

BLUE GIANT - Wikipedia