【映画】イミテーション・ゲーム
ナチス・ドイツの暗号「エニグマ」の解読に生涯を捧げた天才数学者アラン・チューリングの生涯を描く、実話に基づいた作品。チューリング役のベネディクト・カンバーバッチの好演が光り、時間を忘れて見入ってしまいました。
時は第二次世界大戦中、敵対しているドイツは神出鬼没で、イギリスの被害は日増しに大きくなっていく。そこで急務となるのは、攻撃の指揮となるドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読することであった。
暗号解読を目的にチームが組まれたものの、空気を読まないチューリングとチーム員との間の溝は深まるばかり。そんな状況を脱するのに手を貸してくれたのが、解読チームの選考試験に合格したジョーンだった。解読が進まず、チームは解散の危機を何度も迎えるが、ついに、ふとしたことをヒントに解読マシン「クリストファー」を完成させたのであった。
本作が面白いのは、これでハッピーエンドという訳ではなく、解読した暗号の使い方(ドイツに暗号解読が成功したことを悟られないようにする)やチューリング自身の裏の部分(同性愛者だったり)までを丁寧に描いていることかと。
TSUTAYAでもランキング上位に位置していましたが、間違いなく名作の一つかと思います。暗号のかいどくに興味がある方のみならず、全映画ファンに!