ずんのブログ

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【仕事】転職について

先日、1年半近く会っていなかった他県在住の友人から「久しぶりに飲みましょう!」と突然の連絡がありました。昔話に華を咲かせつつ盛り上がっていたところ、突然「実は報告が」と切り出したので、結婚か何かの報告か!?と身構えたら・・なんと転職するとのこと。

彼は関東の出身で、それなりに大手のゼネコンに就職。自分が担当している土木の現場に彼がいて、年も近かったこともあり仲良くなったという経緯。一つの物を作り上げていく土木、建築分野の仕事は泥臭い部分も多いですが、工期内に目標としているものを造りあげるという確固たるゴールがあるので、一緒に釜の飯を喰らってきた戦友のような感じです・・笑

転職に至った経緯等を話していると、「人間らしい生活をしたいから」という意味深な発言だったので掘り下げて聞いてみると、なるほどと思わせられる部分が色々ありました。

彼は入社してからずーっと年間のトータルの休日が60日程度、徹夜もサービス残業も当然のような環境の中で仕事を続けて来たそうです。(もっと厳しい環境にいる人は沢山いるのでしょうが・・)嵐の相葉くんに似ているなかなかのイケメンで、中身もいい方なのですが、2日続けての休みがほとんどなく、しかも勤務地も辺鄙なところが多いので彼女もなかなかできず、30過ぎにして独身。。。仕事自体がつまらないとか嫌だという思いはないようですが、10年近くそのような生活を続けてきて、このままでいいのだろうかと思い始めたのがことの発端だそう。それで公務員やら他の民間企業やらに転職のエントリーをして、今回のような形になったと。

 

建設業界は昔から3Kと言われるように、特にコンサルやゼネコンの職員さんの方は見ていて「体大丈夫!?」と思う程ハードワークをしている方が結構いらっしゃいます。

ニュース等でも時々取り上げられますが、少子高齢化とそのような労働環境の影響も合ってか、将来的な業界の担い手の育成と人員確保が急務だとか。東京オリンピックも控えていたり、戦争後に大量に作られた土木構造物の寿命も近かったりと課題は沢山ありで、国として取り組まねばならない課題かと。

 

彼の選択が正しかったのかどうかは今はまだわかりませんが、新しい道でも頑張って欲しいと心の底から思うばかりです。

かくいう私は、目の前の仕事を一生懸命がんばります。