【映画】アメリカン・ジャスティス
実話に基づいた映画。
1970年台、舞台は炭鉱。
主人公ルビーの夫は炭鉱で落盤事故に巻き込まれてしまうが、翌日には半ば強制的に仕事に復帰するという劣悪な労働環境下で働いていた。また、彼女の父親も鉱夫であったが、職業病である黒肺病(じん肺)に罹り、命を落としてしまう。
そのような状況の中、炭鉱の労働組合から一人の男が環境改善のために送り込まれて来たものの・・この男、背広を着ていて何か労働者とは一線を画す感じでどこか胡散臭い。しかし、彼は本気で問題解決を試みようとする誠実な人物であり、遂にはストライキの実行にこぎつける。
しかし、しばらくして裁判所からはスト中止の判決がくだってしまう。そこで立ち上がったのがルビー率いる、労働者の妻達で結成する婦人会であった。もみ合いにより血が流れ、1年を超えるストの最中には死者もでてしまったが、遂には婦人会の力もあり、ついには労働環境の改善を成し遂げたのであった。
自分が務めている会社には労働組合があり、個人的にはきちんと活動してくれているなぁという印象を持っています。同年代の知人、友人と話をしていると、ベンチャーや中小企業のみならず、結構大規模でも労働組合が無いという会社があるのが実態のようですが・・。人によっては「うるさいことばっかり言ってなにも変わらないじゃないか」という人もいるかもですが、歴史的にみても多くの犠牲の上に成り立っている組織なんですね。
主演のホリー・ハンターがいい味出してます!