【映画】奇跡のリンゴ
分野にかかわらずフィクションもアニメ映画も見るけど、振り返ると「実話を元にした映画」の割合が多いのに気づいた今日この頃。ルディ、シンドラーのリスト、英国王のスピーチ、幸せのちから、レイ、エリン・ブロコビッチ・・もちろん映画化ということになれば完全に実話に基づいてというわけではなく、一部脚色されていたりする部分もあるのだろうが、それを差し引いても「こんな人生を歩んだ人がいるんだ」という事を知るだけでも良い刺激になる。
大学時代に本でも読んでいたのですが、レンタルショップに行ったらたまたま目に入ったので借りてみました。
約100年も前、ヨーロッパからアメリカを経由し日本に入って来たリンゴ。原種は甘くて美味しいものではなくただの木の実だったそうですが、人間の長きに渡る改良の結果、今のように甘くて美味しいものになったようです。検索してみたところ、日本でもベスト3に入る人気の果物だそう。
http://todo-ran.com/t/kiji/11487
ストーリーは、主人公である木村秋則さんとその家族が苦節11年を経て、不可能と言われたリンゴの無農薬栽培を成功させるまでを描いたもの。と言ってしまうとそれまでだけど、通常のリンゴ農家は年に10回を超える回数の農薬散布をしているくらい、リンゴは虫に食われやすく、病気にもなりやすいとのこと。
周囲からの冷たい目、家族の苦労、出稼ぎやキャバレーでのアルバイト、土地の差し押さえ等、本当に様々な苦難を乗り越えて収穫に至った時の感動・・。2時間弱の映画でしたが、のめり込むように鑑賞できました。
木村さんは何度かテレビに出演しているので、ご覧になった方もいるかと思いますが、本当に真っ直ぐで、凝り出したら周囲が見えなくなる人みたいです。見た目は歯のない笑顔のおっちゃんって感じですが・・・笑
分野に関わらず、頑張って頑張って何かを成し遂げた人の姿は感動的ですね。