【旅行】鶴岡桜祭り@鶴岡公園
4/15,16と鶴岡公園で桜祭りが開催されるということで、仙台から足を伸ばしてみました。下道で行きましたが、思っていたより山形に入ってからも距離があり、13時頃仙台発〜16時頃鶴岡着となりました(途中休憩しつつ)。
あいにく仙台から寒河江あたりまでは雨がちらついてましたが、月山を越えたあたりから道路が乾き始め、曇りつつも傘を使うことなく観桜となりました。
桜は6分咲きくらいで満開とまではいきませんでしたが、鶴岡公園の外濠に沿って密に植えられているのと、公園の中でも小道沿いに植えられていて見応えがありました。
途中、地元のローカルテレビの中継にも遭遇するというラッキー(?)な出来事も。
ワッキーさんという芸人ぽい方が体を張って桜祭り中継をしてました。※体を張って、というのは、ちょうど殺陣の宣伝もしていたので、甲冑を着て刀を振り回しての中継、という意味です。
また、所変わればでしょうか。屋台でも見たことのない電球ドリンク?(原色で裸電球のような入れ物に入れられたドリンク)やさつまいものスティック、やたら多い唐揚げの屋台など、仙台人としては目新しさも合って面白かったです。
一昨年、高田の夜桜を見に行き、その桜の密度と綺麗さ、そして人の密度に衝撃をウケたところではありますが、本祭もコンパクトさとのんびり出来たという面では行って良かったですし、楽しめました。
鶴岡に行ったことの無い方は、藤沢周平の記念館や致道館など、町全体も歴史が合って面白いですよ!あと、アルケッチャーノ等有名レストランもありますので、観光に行った際は是非。
【アニメ】弱虫ペダル
う〜ん・・・面白かった 笑 ツタヤでふと目にとまり、主人公「坂道」一年時のインターハイゴールまで一気に借りて見てみました。
コレほど先が見たくてツタヤに走ったのは24以来??
理系ぽく本作品の面白い要因を分析してみると
・青春スポーツ系のドラマ、漫画にある主人公の成長が丁寧に描かれている
・主人公が格好良くない(元オタク、素直すぎる性格、見た目も・・笑)
・周辺のキャラも立っていて、バックグラウンドまで丁寧に描かれ誰かしら感情移入できるキャラクターが少なくとも1回は活躍していること
・自転車競技が「個人」と「団体」の両面を有していて、それぞれの視点からの面白さが表現できている
といったところかと。
自分もたまに知人から頂いたロードレーサーに乗ります。レース、と言った感じではないですが・・暖かくなったらロングライドに出たいなと思います。
【マラソン】東北風土マラソン@登米 人生3度目のフルマラソン
三連休中日の本日、東北風土マラソンが開催されました。約1年半振りのフルマラソン、なんとか走り切ってきました・・脚がボロボロです。
目標としていたサブ3.5(3時間23分でした)も達成し、しんどかったけど挑戦してよかったなぁという思いに浸っています。
人生3度目のフルマラソンで、東北風土マラソンは初でしたが比較的起伏が少なく走りやすかった(東京オリンピックの召致で有名になった長沼の周りを2周走るコース)ですし、なによりエイドの数が豊富で沿道でも応援してくださる方が沢山いらっしゃって、パワーをもらいました。
運営やエイドのみならず、大会を支えて下さったボランティアの方々、本当にありがとうございました。
今回、練習時間としては今までより少なかったのですが、自己ベストを出せた要因としては
・前日を含め、ちゃんと休養できたこと
・前々日から炭水化物を摂取を意識的に行い、カーボローディングがうまくいったこと
(当日も大きめのおにぎり2個+もちローディングをしました)
・レース前半を抑え気味に入れたこと
・ワンサイズ大きいランニングシューズを履いていたこと
→前回、ジャストサイズの靴で大会に出場したら、脚の指のつめが内出血で真っ黒になってしまいました。
あたりかと。快晴かつちょっと涼しい位の気温だったのも、良い方に働いたように思います。
あ、あと今回は始めてレースの途中から音楽を聞きながら走りました。気分も上向くし、いいですね^^
しばらくはレースの予定はないですが、脚が復活してきたらスロージョグから再開します!
【雑感】物事の捉え方
・先日、お笑い芸人小籔一豊のトークライブ(小籔大説教)があったので行ってきました。友人に誘われ、なんの気なしに「楽しけりゃいいや」くらいのスタンスで行ったのですが、これが面白かった。内容自体、コントやふざけた話というものではなく、小藪が人生哲学を語り、観客の質問、相談を受けそれに回答していくというもの。
吉本の舞台で最年少の座長となった彼、大いに悩み、朝まで眠れないような日々も過ごしたそうな。そんな状況下で読み漁った自己啓発の本や宗教(仏教)の本から得た思想が、人生哲学の基礎になってる模様。
会場に入ると、大きな文字で
「生まれてきた意味を考えろ」
「最悪なことが起きたら、まず自分が悪いと思え」
との看板が・・笑
さすが一流のお笑い芸人、話が面白いし、例を引くのが本当に巧み。難しい話もスッと腑に落ちるように語ってくれました。
色々と個別の相談には回答していたのですが、主張としては看板に書かれていた上の2項目かと。
「生まれてきた意味を考えろ」
日々、人は大小様々な悩みを抱えながら生きている。苦しくて、投げ出したく成るときもある。けど、ふと立ち止まって考えてみる。眉毛の形が決まらないのは、あなたの人生でそれほど大事なことなのか?上司がムカつくからって、80年のあなたの人生のなかでどれほどの重要性を占めているのか?目の前の事に集中するのも大事ですけど、しんどくなったら、一つ高い視座で物事を捉えなおしてみる、それも大事ですよね。
「最悪なことが起きたら、まず自分が悪いと思え」
これも結構興味深い話でした。彼の周辺にいる一流のお笑い芸人と売れない芸人の差。それはこの考え方が出来ているかどうか。
一流の人は、例えば舞台・テレビ番組で大ウケしても自分の悪かったところを反省し、おごるところが無い。一方で、売れない芸人達はウケなかったことを周囲の環境のせいにする。観客が、とか前に出ていたペアのせいで、とか。傍からみると、一流の人ってそんな考え方でどこから充足感を得られるのだろう、と思ってしまうのですが、きっと自己成長等他の部分に目をむけているのではないかと。
・祖母と祖父
自分は30歳を越えたが、幸いなことに祖母も祖父も身体に一部ガタが来て入るものの、健在である。
祖父は以前脳の血管が一部詰まって倒れ、以降半身が麻痺しているような状態で日々を送っている。一方祖母は、身体面では節々に痛みがあるとのことであるが、とりあえずは健康で、祖父の介護をしながら日々を送っている。
祖父は倒れる前は「快活」という感じの人だったが、一旦倒れてからは性格も変わってしまった。涙もろくなったし、自分の思い通りにいかないと、介護をしてくれている祖母に当たる。恐らく、体が自由にならないことでストレスも大きいのだろう。
先日、祖母が除雪作業中に転倒し、股関節を骨折してしまった。年齢により骨密度が低かったこともあって、治癒には2ヶ月程度は掛かる見込みだ。現在はだいぶ落ち着き、リハビリに励んでいる。
びっくりしたのが、リハビリのときに出た言葉。
祖母は軽い認知症で、1週間前に孫が会いに来たことも忘れてしまうこともあるくらいに症状が進んでいる。それにも関わらず、
「じいちゃんの面倒をみなければいけないから頑張る」
と言いながらリハビリに励んでいる。
自分の体も痛みがあったりで大変な中、しかも介護を「してあげている」立場なのに文句を言われるという、傍から見れば投げ出したくなるような状況の中なのに、そんな言葉が出てくるなんて、自分の中では衝撃だった。
人を突き動かす原動力って、何なのか。
そして、人の繋がりってこんなに力を持ってるのか。
何気ない一言でしたが、なんかずんと心に響きました。
【雑感】やる気スイッチの入れ方
youtubeからの抜粋です。備忘録がてら。
・やる気スイッチは、ある行為自体に置くのではなく「成長した自分」に置く。例えば、本を読むという行為はある人にとっては苦痛かもしれないが、本を読んで成長した自分を想像してやる気を出す。
・無知の知。現状の自分に満足しない力。昨日の方が楽しい、なんてことはあっちゃならない。昨日より今日、今日より明日は楽しくなきゃならない。トレーニング、読書、人とのコミュニケーション、全部につながる。昨日より、成長してる?
・10種競技の世界選手権の優勝インタビューで、いつもの食生活(やわらかいパン)でなかったけど優勝出来て嬉しかった旨の発言をした。しかし、インタビュー後ユーゴスラビア(内戦中)の選手が近づいて来て、「私の妹は地雷で両足を失っているが、どんなパンでも喜んで食べる。お前は競技の能力が強いが人間としては最弱だ」と衝撃の発言を受ける。優勝したのに不満が口から出てくる自分の弱さ。なんでも買え、自由な環境で練習できるありがたさに気づかなかった自分自身。日本なんて、世界でも最高の環境にいるのに、不満だらけな人生。幸せを噛みしめる力の不足。
【書評】小さな村のウルトラランナー 大川卓弥
ウルトラランナー重見高好への取材をまとめた作品。
走る目的は人それぞれだが、彼は長野県売木村の専属ランナーという実業団でもアマチュアでもない、ちょっと珍しいポジションにいるランナー。彼の名前を見たのは本書を通してが初めてだったが、サロマ湖のウルトラマラソンや24時間耐久マラソンでも結果を残しており、実力は折り紙付き。
なんでそんな実力のある人が、実業団にも所属せず、長野県の田舎の村で一人で淡々と練習をし、レースに出場するのか?それは、本書に書かれている彼の生い立ちを見るとわかる。
暴力を振るう父親、精神的な病に倒れた母、貧乏な家庭。そんな環境からか、周りにバリアを張りながら学生生活をしていた彼。楽しみのない生活の中、唯一夢中になれることが、努力がちゃんと報われる長距離走だった。黙々と練習に励んみ、中学時代には全国的にも有名な選手となり、高校には陸上選手として特待生入学を果たすが、禁止されていたバイトを続けたことにより、高校を退学することとなる。
しばらく陸上から離れた時期もあったが、やはり捨てきれきれない長距離、実業団所属への憧れ。ひょんなことからその夢は実現することになるが、順風満帆、とはいかずであった。時は経ち、再度長距離走への挑戦のために練習用の合宿の地として選んだ売木村で、運命的な出会いがあり・・・。というストーリー。
毎朝5時16分に起き、平日は2、30km、休日には7、80kmと月間1000kmを淡々と刻む彼の姿にはどこか修行に通じるものがある。こんな生き方もあるのかと興味が惹かれる一冊でした。
【書評】熱狂宣言/小松成美
ダイヤモンドダイニング社長、松村厚久の伝記&若年性パーキンソン病に罹っていることの告白本。
外食産業の母体外社のため、あまり社名が表に出ることはないが、100業種100店舗という業界の常識では考えられない偉業を達成している会社である。
通読して第一に思ったのは「一つの目標のために、こんなに一生懸命に熱く生きてる男がいる」ということだ。身支度に半日を要したり、身体を支えられず椅子から落ちたりといったパーキンソン病についての描写もあり、その大変さについて伺い知ることができるが、松村はその辛さを全くと言っていい程表に出さない。むしろ、病名を公表することで社員に迷惑がかかることを心配し、公表を控えていたくらいだ。
本書には、彼の家族や友人へのインタビューも含まれていて、本当に思いやりに溢れ、暖かい人間であることがわかる。成功には商売の才能はもちろん必要なのだろうが、人間性がいかに大事かについても教えられた気がします。
因みに、というかもちろん業界への知識も半端ではないことを付け加えておきます。歩くぐるなびと言われるほどのマーケティング知識。目にカメラがついてると言われるほどの眼力。
一生懸命になることの強さ、五体満足で仕事ができる幸せについて、改めて考える機会になりました。良書です!
【書評】勝つ人 武井壮
【書評】ブラックジャック創作秘話(1)
漫画の神様手塚治虫の関係者へのインタビュー結果から、エピソードをまとめた漫画作品。
ブラックジャックが大ヒットするまでの大変な期間のこと、いつも締め切りに追われていたことなど、天才
というフレーズと結びつかない一面も垣間見られて興味深いです。
確か10年近く前に東京で開催されていた手塚展を見にいった記憶がありますが、その時に驚いたことの一つが、彼が残した作品の量でした。クオリティや絵の上手さの話を出す以前に、手を動かして何かを生み出している量が想像を遥かに上回るものでした。箱根でピカソ美術館でも同じようなことを感じましたが…。
本作品のエピソードからも、その背景が読み取れます。寝る以外は全て漫画、というよか寝る時間を削っても漫画、という感じ。そして、創作を支える常軌を逸した好奇心。
社会人として彼と同じような生活をしてたら完全に不適合者に認定されてしまいそうですが、一つの事に賭ける熱量、決して作品について妥協しない姿勢など、刺激になるポイント多々です。
少し時間が経ったらまた読み返したくなる作品!
【書評】一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書/Yu Suzuki
リンゴダイエット、バナナダイエット、糖質制限etc、数十年も前から◯◯ダイエットという言葉をテレビ番組なり書籍等で目にしているような気がします。これだけ長期間取り上げられるということは、時代に関わらず人々の関心が高いテーマであるという一方で、あるダイエット法にトライをしても、明確な効果が得られた人はほとんどいない、ということの裏返しなんだと思います。
自分は5年位前にランニングを開始、同時期に食事についても色々と気を使い始めました。5kg近い減量に成功し、現在も体重も維持出来ています。
自分の身を振り返って見ても、本書の著者が言っている「どんなダイエットも長期間継続できなければ意味はない」という主張のとおりだと思います。本書の中にも紹介されていますが、過去に実施された数多くのダイエット法をレビューした論文によると、結論は至ってシンプルで「どんなダイエット法も、結局はカロリーが大事なので1年間継続すれば効果は同じ」というもの。言い換えれば、生涯に亘って継続できなければ、どんなダイエット法にチャレンジしてもその効果は一時的、というわけ。
著者は、科学的なエビデンスに基づいた「パレオ(パレオリシック)ダイエット」を紹介しています。一生の継続を謳っているだけあって、メソッドも至ってシンプル。食う、寝る、動くの3つの観点について狩猟民族の生活に近づけるよう留意するというもの。ポイントは以下のとおり
(1)食う
・加工食品を避け、自然に近い食品を摂取する(昔の狩猟民族が食べていた食品をイメージ)
・断食を推奨
(2)寝る
・朝は決まった時間に起き、徹底的に暗い環境で眠る
・ブルーライトカットや遮光カーテンを使用
(3)動く
・痩せるためのエクササイズはしない、日常の動作を増やすだけでOK
・よく歩く
本メソッドが生活に取り入れやすいのは、難しいルールや計算が不要であり、「昔の狩猟民族だったらどうしていただろう?」と想像し、それに近づければよいというだけであること。太古の昔の人は、清涼飲料水をガブガブ飲んだり、深夜にスマホをいじりながらテレビ見たりはしてなさそうですよね・・笑 主張の裏付けとなるエビデンス・論文もこれでもかってくらいに紹介されていて、特に理系の人は納得感を得ながら読み進められると思います。